未開の銃に、挑戦。K.T.W.Co.,Ltd

九六式軽機関銃が出来るまで

この項は新企画です。KTWの製造過程を皆さんに公開します。ヤスリ1本からスタートしたKTWの製品作りですが、20年以上経った今でも似たようなものです。これを見てメーカーになろうという方が1人でも現れれば幸いです。

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二脚のパーツがすべて上がり、仮組みして銃に取り付けました。後期型の二脚です。全鉄製で1キロ近くあります。
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外注の加工屋さんが最も苦労したのが脚頭です。NCを駆使しても1ヶ月かかり、アウターバレルの次にコストの高い物となりました。
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脚底は左右の形状が異なります。たたんで右側になる方は、しょったとき背中に刺さらないよう丸くなっています。  4月5日

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木製ストックが上がってきました。いつもの銃床屋さんで、あいかわらず良い作品に仕上がっています。銃床屋さんは日本にもう数社しか残っていません。
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握把のスジ彫りは機械でできたので早く仕上がりました。M70のときはチェッカリングが手彫りだったのでずいぶんかかりました。銃床も含め、木はオニグルミです。
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提把はコケシ造りと同じで簡単と思っていたら、これが一番むずかしかったとのことで意外でした。なんでも刃物に関係することのようですが、よくわかりません。
これで全部のパーツがそろい、さっそく1号機を組み立ててみました。7.5キロもありました。試作として利用していたものなので製造番号は000です(ナンバーはフレームに刻印)。なんとも迫力のある立派で美しい銃ではないでしょうか。武器を芸術の域にまで高めてしまうのが日本の伝統のようなものですが、特に銃ではこの九六式がその最たるものだと思います。さてこれから001番から組み立て開始です。現在110番までありますが、実際に完成するのは100挺です。あわせの見本として加工屋さんや銃床屋さんに行ったり、フライス盤であさってのほうを削ってゴミ箱行きになったりした物があるからです。全品完成は4月25日ごろの予定で、30日に出荷します。おかげさまで4月6日の時点で完売しました。みなさんホントにありがとうございました。 4月8日

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お客様や流通の方からその後の生産状況についてのお問い合わせがいくつかありましたので、今の様子をお知らせします。発売まであと1週間ほどの今、組み立ては最後の段階です。もう少しで100挺になり、あとは二脚を付けるだけという状況です。予定通りの進行といってよいでしょう。それにしても軽機関銃がズラリと並ぶこの光景は圧巻です。注文されたショップさんにはもうすぐ届きますので、ぜひこの迫力ある全金属製KTW九六式軽機関銃をご覧下さい。
4月22日